園長を辞めさせたいなら訴えるべきか？【結論】時間と労力のムダ

ひまわりっちブログ管理者
園長のひまわりです。

この記事では、園長を辞めさせたい時にとるべき手段を公開します。

「園長がムカつきすぎて、どうにか辞めさせたい！」

「園長を辞めさせる方法はありませんか？」

そんな質問を頂くことがあります。

結論

保育園の園長を辞めさせるために時間と労力を使うのはムダ

保育園の園長を辞めさせる方法はありますか？

あります。

だけどそれは、あなたの≪時間≫と≪労力≫をムダ遣いするだけです。

証拠を揃えて訴えれば、辞めさせることは可能！

保育士が一丸となって退職を迫れば、辞めさせることは可能！

でも、かなりの気合と根気と時間と労力が必要になることは明らかです。

事実

園長を辞めさせるのに1年以上はかかる

「自分が辞めるなんて悔しい」

その気持ちは本当によく分かります。

「園長を辞めさせたい」

その強い気持ちも分かります。

「ごめんなさい」それでもやはりオススメできません。

だからこそ本音では、「あなたが辞めればいい！」なんて言いたくないんです。

でも園長を辞めさせるには、時間と労力がかかり過ぎるのが現実。

正直、現役の園長としては、あまり触れたくない話題ではあります。それでもなお、モンスター園長やブラック保育園のせいで、多くの保育士さんの『心』と『体』が壊れている現実があることを考えれば、決して無視できない問題だと思います。

園長を辞めさせたいなら訴えるべきか？

「子どもたちに冷たい園長を辞めさせたい」

「保育士を大切にしない園長を辞めさせる方法を知りたい」

その正義感は尊敬します。

そして、出来れば尊重したい…

それでもやっぱり、園長を辞めさせることに時間と労力を使うことは、あなたの大切な人生をムダにしている気がします。

【実録】園長と戦った保育士

Twitterで知り合った【まゅさん】は、実際に保育園の園長を辞めさせるために戦った保育士です。

彼女の行動力は、本当に素晴らしいこと。

それは疑いようのない事実です！

でもだからと言って、ムカつく園長に対して、1年の時間を費やして辞めさせることが得策なのかどうか。

保育園の園長を辞めさせるには、覚悟と気合いと時間と労力と根性が必要。

「それでも園長を辞めさせたい」という気持ちを実現するには、かなり大変な事が待ち受けているという事実を知っておいて下さい。

「それでも園長を辞めさせたい！」保育園の園長を訴える＆退職

「どうしても目の前にいる園長を許すわけにはいかない！」

「子どもを守るために園長を辞めさせる必要がある！」

こういった事情がある場合には、園長を辞めさせるための行動を起こす必要があるかもしれません。

訴える

それでもダメなら弁護士等を雇って、園長を訴えるための手続きを起こす。

証拠集めは必須

感情的に園長を訴えても、証拠がなければあなたの訴えは却下される可能性が高い。

そもそも好き嫌いだけで園長を訴えても、99％ムダに終わります。

「ナゼ、園長を訴えたいのか？」
「訴えるだけの理由と証拠があるのか？」

こういった客観的な理由や証拠がない限り、仮に訴えたとしてもあなたの言葉は聞き入れてもらえません。

退職を迫る

園長以外の保育士が一丸となって、園長を辞めさせる。

つまり、みんなで退職を迫る！

言い方を変えるなら園長に『圧』をかけて、保育園にいられなくする。

保育士が一丸となって

コレだけ見ればなら聞こえはいいのですが、それは結局園長に『圧力』をかけている訳です。

『圧力』をかけるということは一歩間違えれば、訴えている側が悪者になる可能性があるということ。

保育士の皆さんの正義感でやっていても、それが間違った形で伝わることがあるという事を覚えておいて下さい。

注意

正義感があって園長を訴えていても、それが本当に周りにちゃんと正確に伝わっているかどうかは、かなり慎重に判断しなければいけないと思います。

園内では非情な園長でも外面(そとづら)が良かったりすれば、「保育士が暴走している」なんて思われてしまう事だってあります。

どんな園長でも、少なからず近隣の保育園の園長とのネットワークがあるのは間違いありません。

つまり、予め『根回し』だって簡単にやることが出来るわけです。

あなたが本気で園長を辞めさせたい・訴える覚悟あるなら、『敵』は目の前の園長以外にもいることを知っておいて下さい。

保護者と結託

保護者と結託して、園長を辞めさせる方法があります。

具体的には、

保護者からの意見は貴重なので、この方法なら園長を簡単に辞めさせられると勘違いしがちですが…

この方法、実はとてもリスクが高い方法です。

あえて『1』を悪口を吹き込むと書きましたが…

事実であろうとなかろうと、保育士側の訴えを『悪口』と捉えられるか『事実』と捉えられるかは保護者の判断に委ねられることになるからです。

ここでもやはり客観的な事実が必要なので、『証拠』が大切な役割を果たします。

転職か退職で「園長を辞めさせたい！」という思いを押し殺す

園長を辞めさせる方法を探しているあなたに、転職や退職を勧めても…

「そんな情報なんていらないんだよっ」

そう思われることを重々承知の上で、お伝えさせて頂きます。

保育業界のリアル
僕は保育業界に1５年以上いるから、少しは業界のことを知っているつもり。

実際に保育園の園長と戦った人を見たこともあるし、それがどんな結末になったのかも見届けてきた。

今まで出会ってきた園長の中で、『ステキだな～』って思えた園長なんて数えるほど。

「なんでコイツが園長なんだよ」

そう思ったことは数知れず。

だからこそ園長を辞めさせるよりも、自分自身がその環境から消えた方がよっぽど『楽』なのは間違いない！

園長を辞めさせたいなら訴えるべきか？まとめ

園長を辞めさせる方法は、訴える・仲間と退職を迫る・保護者と結託するのいずれか。

逆に言えば、これ以外の方法はありません。

そして、どの方法を選んだとしても、茨の道であることは間違いありません。

「園長を辞めさせたい！」

でも、園長を辞めさせたいという強い思いのせいで、あなたの『心』と『体』と『人生』をムダ遣いすることだけは止めて下さい。

本当に余計なお世話かもしれませんが…

あなたの大切な保育士人生を、もっと言うならあなたの大切な人生そのものをムダにしないために、以下の記事を参考にしてみて下さい。